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2018年7月 9日 (月)

映画「告白小説、その結末」とトランプ貿易戦争でもうかる銘柄16(第916回)

映画「告白小説、その結末」とトランプ貿易戦争でもうかる銘柄16(第916回)2017・7・8


 ことし85歳のロマン・ポランマキー監督の新作でカンヌ映画祭でワールドプレミア上映された。評判がいいので時間をやりくりして観たが、確かに見ごたえ十分の心理サスペンスで私の評価は高い。直前に「ハン・ソロ」なんて凡作を見ちゃった反動もあるが。

 

 女流作家のデルフィーヌは,自殺した母親との生活を画いた私小説で人気作家に。サイン会場で美しい女性ファンが現れエル(彼女の意)と名乗る。

 

 スランプに陥っていたデルフィーヌにエルは的確な助言を与え、世話を焼き、ついに同居する。しかしエルの不可能な行動を始める。ケンカ。エルは家を出る。

 

 その後階段から転落して足を折り、自分で何もできなくなったデルフィーヌは帰ってきたエルに自分の別荘に連れてゆかれ、静かに執筆ができるはずだったがー。

 

 ファンと人気作家の組み合わせが、エルが、私生活に入り込んで作家を支配しようとするため、次第に対立し始める。

 

 オバマ時代に米国から技術と市場をぬすんで世界を支配しかけていた中国が、米トランプ政権になって、明確に「敵」として意識されるようになった。「知的所有権への侵害」ということばは正確と思う。もちろん「北」への圧力も絡んでいるが。

 

 76日、340億ドルの商品への米中の高関税の掛け合いになった。今後どんどんこの貿易関税引き上げ戦争の金額は膨らんでゆく。トランプ大統領は5000億ドルまでもありうると示唆している。

 

 1980年代、米国赤字の55%を我が国が占めていたが、現在16%まで下げた。これには、円取引の自由化、円高、現地生産などで20年以上かかって修正した。46%の中国はまだ人民元の上昇幅も小幅だし、人民元の自由化は全くなし、中国企業の米国での工場建設も見るべきものはない。

 

 それどころか、中国は欧州やフリカ諸国に、資金をエサにインフラ投資を行い、返済できなければ自国のものとするような行為を繰り返している。また大量の学生を米国の大学に留学させ、帰国させて「今度は世界一のIT大国」という目標を誇示している。これじゃあ、弱腰のオバマへの反対が政治目的のトランプ政権が、反中を看板にするのは、無理もない。

 

 ヘッジファンドは早速、いずれは人民元高になるだろうが、とりあえず人民元下落(もちろん上海株のさらなる下落)を狙って、日経平均225種の両建て作戦をとっている。

 第一が人民元安に対して「順」相間、つまり元が安くなると同時に下がる銘柄だ。

 静岡銀行②JFE③大阪太平洋セメント④ヤマハ⑤本田技研⑥スバルテルモ日本通運。たしかにここ1か月の下落幅の3・8%の倍以上株価は下落している。JFE、静岡は12%強の下げ。

 第二は人民元下落に対し「逆」相関、つまり人民元安になると逆に上昇している銘柄だ。

 太陽誘電②JXT③カシオ④武田⑤アルプス電気⑥東洋製缶スカパー⑧富士通。たしかにふたケタもあるしみな4%以上の株価上昇だ。

  この米中の闘争は結局は米国の勝利に決まっている。またグロ-バルな規模に広がらないだろう。

 

  私のワシントンの情報筋は「航空機など米国の主力品目への日欧の報復が始まる前に、同盟国への制裁を軟化させる」。つまり今回の関税戦争が「対中」であることを世界に示すのがトランプ大統領の真意だ、と述べた。

 

  株式市場全体への私の見方は、中国が今後、世界への関与が減り、北朝鮮は恐らく中国から縁を切られ、かつてのソ連崩壊のような「北東アジア冷戦」の終了が「見えて」来た、と考える。

 

  拉致問題も12月には解決。安倍首相は恐らく三選が9月に成立しているが、あえて支持率上昇を確定する目的もあり、解散。総選挙に踏み切って、地方選、参院選に有利な地歩を築くに違いない。 

  総選挙での勝利は株式市場に大きな好材料だ。私の強気は変わらない。

  映画のセリフから。女性作家のボーイフレンドが異常に気付いていう。「いまの君は心に鍵をかけている。早く心を開いてほしい」。いまの投資家は不安で心にカギをかけているが、早く目を見開いて前途に自信を持ってほしい。日本は大丈夫です

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