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2010年12月20日 (月)

「抑止力」の意味と日本株(先見経済2010年12月15日号)

最近の有名誌に有力政治家が「米国はイザという時に助けてくれるはずがない」と、自分が米軍を訪問したときの体験をもとに文章を書いている。

 また民主党の小沢元党首が「米軍は第7艦隊だけいればいい」という著書を出しているのも良く知られている。鳩山前首相も就任直後まで同様な考えを持っていたらしい。

 この考え、見方について、私は間違っている、と考える。

 米軍は陸、海、空の3軍プラス海兵隊の4軍構成からなるが、3軍は実は外から攻撃され、米議会が動員に賛成しないと出動出来ない。

 だから、ベトナム戦争ではトンキン湾でベトナム海軍に攻撃されてから、となったし、古くは真珠湾がそうだった。しかし、海兵隊だけは大統領命令ですぐ戦闘を開始できる。

 かりに沖縄にいる海兵隊がグアム島に移転したとしよう。その場合、北朝鮮が韓国を攻撃したら、何時間か攻撃用ヘリが来るには時間がかかる。沖縄からなら何十分か

バーレルから1500億バーレル、日本側も1000億バーレルの海底油田が尖閣列島にはあるからだ。金額にして800兆円、世界第2の産油国イラク並みに埋蔵量である。だから1970年になって,急に「中国の領土」と言い出した。

 米国側もこの海底油田は良く知っており、クリントン国務長官は「日本安保条約第5条によってカバーされている問題」と即座に認めたのである。また、今は使っていないが米軍は尖閣に射爆場をもっている。

いま、中国のゴリ押しはレアアースやノーベル賞などを例にとるまでもなく、世界中の顰蹙を買っている。

 また北朝鮮もここ2,3年中に中国に習って開放経済に移行するという有力情報もある。そうだ。

 だから韓国は鳩山政権になって、連立の社民党あたりに引っ張られてグアム島説が出たとき、相当困っていたらしい。内政問題だから口には出せないが。

 たまたま5月下旬に韓国で中国温家宝首相、鳩山首相を国賓として迎えて3国会談があったが、このときに「沖縄での米海兵隊は大きな抑止力」と日本側に認識させたと聞く。韓国訪問の前日、鳩山首相は抑止力を認めた。恐らく認めなければならない事情が起きたのだろう。

 続く菅首相はオバマ大統領との会談で「抑止力」を認めた。

 こんなことは米国の軍事態勢のことを知っている自衛隊の制服組に聞けばすぐ分かるのに。

 私が何でこんなことを言うかというと、米国は「新冷戦」が中国との間に開始された現在、絶対に日本を見捨てるはずがない。だから冒頭で紹介したある政治家の「日本は米国を信用してはいけない」という言葉は何か目的があって言っているとしか思えない。

 尖閣列島への中国のこだわりと横車は目にあまる。 というのは中国側の推定では600億

バーレルから1500億バーレル、日本側も1000億バーレルの海底油田が尖閣列島にはあるからだ。金額にして800兆円、世界第2の産油国イラク並みに埋蔵量である。だから1970年になって,急に「中国の領土」と言い出した。

 米国側もこの海底油田は良く知っており、クリントン国務長官は「日本安保条約第5条によってカバーされている問題」と即座に認めたのである。また、今は使っていないが米軍は尖閣に射爆場をもっている。

いま、中国のゴリ押しはレアアースやノーベル賞などを例にとるまでもなく、世界中の顰蹙を買っている。

 また北朝鮮もここ2,3年中に中国に習って開放経済に移行するという有力情報もある。そう

なれば朝鮮半島全体に中国の影響力は及ぶ。どうしても米国は防波堤としての日本を重視しなければならない。

 1949年に中国本土に毛沢東の共産政権が樹立されたときにも、米国は日本を強力に援助し復興させデモクラシーのモデル国にした。今回も同じ。

 実は1949年5月に株価はゴールデン・クロスという長期の買い信号を発した。今回も2008年に株価は同じ長期上昇を暗示する指標がでた。日本の歴史で第2回目。だから私は、日本株にも日本にも、強気だ。

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