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2012年8月23日 (木)

映画「デンジャラス・ラン」と日中・日韓の衝突第637回)

映画「デンジャラス・ラン」と日中・日韓の衝突(第637回)

 本当は巨匠リドリー・スコット監督の最新作「プロメテウス」を取り上げるつもりだったが、人類の起源なんて思わせぶりな宣伝だが私のみるところ失敗作。代わりに試写会で2回観た「デンジャラス・ラン」にした。

 ハズレ作品がほとんどないデンゼル・ワシントン主演のアクション。全米で2012年ロングヒット作のナンバー・ワン。

 南アのケープタウンでCIAの隠れ家の管理人マットのところに、思いがけなく大犯罪者が護送されてくる。フロストという、かつてはCIA史上最高と言われたエリート諜報員だったが、今では国家機密を密売する危険人物で36カ国から指名手配を受けている。

 完璧に守られていたはずの隠れ家が、突然武装した男たちに襲撃される。次から次へと狙われるフロストを、マットは護送しながら逃げ回るうちに意外な事実に突き当たる。スリル満点のアクション映画だ。

 まあCIAなんだからどこからかの攻撃は予想していたはずだが、やはり完全武装の男たちの隠れ家襲撃にはマットは驚く。ちょうど李明博の竹島。悪い人相をした中国人の尖閣。同じように予想されていたことと言え、これだけ短い間に日本をバカにするようなことをされるとアタマに来る。

 ある日本人の中国評論家が「日本なんて中国に攻撃されたら一発で負かされるゾ」と脅かしているのを聞いてカッとした。22日付の産経に米海軍大学のジェームス・ホルカス准教授が外交誌「フォーリン・ポリシー」9月号で「2012年の日中海戦」と題して軍事衝突が起きた場合に日本有利と結論付けた、と報じられている。

 まず①戦争は起きないだろう②しかし現実の軍事衝突が起きれば米国が日本を支援して介入③それでも日中両国の戦闘に入った場合の分析も必要―という順序で分析している。

 戦力や艦艇の数量面では中国優位。しかし日本は兵器や要員の質で上位にあるし、移動対艦ミサイル(ASCM)を尖閣や周辺の島におけば尖閣周辺の中国艦艇は確実に撃退でき、中国の尖閣の占拠は難しくなる。

 さらに「尖閣中心に日中両軍がぶつかった場合、日本側は主力兵力をほぼすべて集中できるが、中国海軍はほかの防衛海域が広大であり集中できない。また日本側は単に尖閣を防衛すればいい。」

 「中国首脳は対日戦争が自国の経済や外交の破局をもたらしかねないと認識している。」

 だからこそ2010年の領海侵犯の漁船の船長を拘束したとき、中国政府は日本へのレアアース禁輸という経済的威圧をした。現在は中国からのレアアース輸入への依存度は半減しているので、その分威力は減少している。

 ついでに竹島問題も。国際司法裁判所への提訴を受けないのは、国際法の検証に耐える証拠が薄いため、共同提訴は負ける。そこで日本のみの提訴になるが、その場合韓国は提訴を受けない理由を裁判所に提出しなくてはならない。自信がないのだ。

 韓国は自国の3100億ドルもの外貨準備があるから、日本からのスワップがなくても大丈夫という新聞論調が多い。

 しかし米国と韓国との首脳会談で李明博がオバマにスワップを頼んだが断られ、急ぎ1週間後の日韓首脳会談で決めたこと。外貨準備の過半が逃げ足の速い外国からのホットマネーで質が悪いことは言っていない。

 ウオン安を維持するためにはスワップは必要だった。スワップで外貨繰りに不安がなくなったのでウオンをオーバーショートの危険なく思うままに操作できた。スワップ中止で困るのは韓国だ。何しろ14年間で3回、経済危機のある国だから。やっちまえ、やっちまえ。私は77歳の老人だから、陛下のことを貶める発言は許せない。

 映画のセリフから。フロストがマットに言う。「お前はオレよりかしこい。(いま渡す秘密は)値打ちがある。うまく使ってくれ。」中国にしても韓国にしても、サル知恵をきかすより、先進国としての日本に敬意を払いなさい!

 

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