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2013年1月 4日 (金)

映画「七人の侍」と新年の私のおすすめ(第657回)

映画「七人の侍」と新年の私のおすすめ(第657回)

 年初のNYの株式市場が308ドル高と威勢がいい。「財政の崖」が私の予想通りギリギリで何とか合意したが、やはり連邦予算の上限は2か月延長、だけ。問題点の根源は変わらなかった。

 かつてのモモエちゃんの歌じゃないけど「これっきりこれっきり、もう、これっきりですかア」じゃないかなあ。現に翌日は小幅反落。

 問題の根源は、オバマ大統領と共和党下院の一部議員との確執にあるんだから。あと2,3か月で2年前の騒ぎの再現になるだろう。

 もう少し詳しく説明しよう。年末の妥協案は10年間で6000億ドルの税収増をもたらすが、オバマ大統領の1兆4000億ドルには及ばない。

 オバマ政権は税収増を求めて恐らく富裕層への増税を求める。しかし共和党の議員は増税案に賛成しませんという誓約書を選挙区で書かされているの出、猛反対で支出削減を要求する。

 この激しい対立はまだまだ続く。NY株式市場はその「人質」だろう。

 ところで年末、年始はいいお正月だった。大晦日のジルベスター・コンサート、そして新年早々は歌舞伎やら、家族全員集合やら、ともかく例年通りだったが、時間があるのでBSの黒沢明映画を観た。やっぱり凄いや!

 「七人の侍」。何回目かと思いだしたが10回以上だろうなあ。どこもいいけど、まず、七人が集まる過程が面白いし、戦闘シーンも。

 この大傑作をつかまえて、当時のマスコミは、やれ自衛隊の立場の擁護だとか、野武士の人権はどうなるのか、とか、バカじゃなかろうかというようなコメントを書いていたのを記憶する。撮影現場に来た某左翼政党の代議士もそういっていたとか。ようやく何十年も経過し尖閣騒ぎがあって、国民は現実を見ない馬鹿な政党を直視するようになったが。

 この名作が弱者である農民の暴力への怒りと、野武士との対立が基本のテーマになっているのがわからなかったのだろう。

 話を投資の世界に戻そう。バートン・ビッグス氏の「テン・サプライゼズ」に日経平均1万2000円目標を入れる位だから、まだ円安=株高」は多数派ではないだろう。

 しかし、どんな大相場も始めのうちは「短期的な反発で大勢はダメ、説」が多いものだ。市場の声なき声を私は何十年も聞いてきた。今回は本物だ。どくに為替市場で円安ドル高が続いてこれが日経平均を押し上げるという形こそ本物である。

 そう思っていたら、新年のTVでのアベノミックスへの懐疑論が圧倒的に多い。バカな奴らだ。円は安くなる要因があり、ドルには高くなる要因がある。だから簡単に流れは止まらない。

 マーク・ファーバー氏が1月1日付のレターでこう言っている。「シェールガスで安価なエネルギーを米国産業界が使えることは製造業の本国回帰を促進する。これは円売りが2013年の最良の投資戦略であるという私の戦略につながる」。

 「2012年、日経平均は22%上昇したが、センチメントはまだまだ弱気。だからこそ、この投資戦略は実りが多いと考える」。

 ファーバー氏は「日本株専門投信を買え」として第一にiシェアーズMSCIジャパン・インデックス・ファンド(9・75ドル、NY上場EWJ)、同時にJEQ、JOFなどもすすめている。

 日本人である私は日興アセットマネジメントが最近設定した「日興グラビティ・アメリカズ・ファンドをおすすめしている。ドル高とシェールガス革命の恩恵を受ける銘柄群に集中する投信だからだ。わずかだが、私も買った。NYダウはどこかで10%以上の下げはあると覚悟しておいた方がいい。しかしシェール関連は大して下がらない。ファーバー氏は日本株そのものだが、日本人はドル高とシェールを狙うのがいいと思う。

 

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