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2014年3月24日 (月)

映画「アナと雪の女王」とイエレン・ショックと株、金相場(717)

映画「アナと雪の女王」とイエレン・ショックと株、金相場4(第717回)

 ディズニーのアニメ映画で最高の興行収入を挙げているヒット作。第86回アカデミー賞のアニメ部門で日本の「風立ちぬ」を破り受賞、主題歌の「LET IT GO」も歌曲賞を獲得した。私が見たのは字幕版だが、日本語版の松たか子の歌唱が評判。早く見たいと思っている。

 

 アンデルセンの童話「雪の女王」をヒントにした物語。アレンデール王国の長女エルサは何でも凍らせてしまう魔力を持っており、真夏の王国を冬の世界に変化させてしまう。行方不明になったエルサと王国を何とかしたい、と妹のアナが山男のクリストフ、とトナカイのスヴェン、それに雪だるまのオラフと一緒に雪の山に入ってゆく。

 

 善と悪との対立でも、白馬の王子様のキスですべて解決、というお馴染みのストーリーでもない。大人の鑑賞にも耐えるレベルの高い映画だし、8曲の歌もいい曲だ。米国では観客がスクリーンに合わせて一緒に歌えるバージョンも公開されて興行収入を伸ばしているとか。

 

 王女エルサの何でも凍らせてしまう超能力、私は3月19日の米FRBイエレン議長の発言をすぐ思い出した。

 FOMC後の記者会見で「量的緩和に伴う証券購入の完了から利上げまでの期間について「恐らく6か月程度」と述べた。言葉通りとすると2015年春、ということになる。「アルゴリズム取引」といって、あらかじめインプットされたキーワードが注目される声明などに入ると、瞬間的に売り注文が大量に出る。だからびっくりしちゃいけない。

 

 ニューヨーク株式市場は19日、114ドル安の1万6222ドルで引けたが、21日には1万6302ドル。一応ショックは一時的だったように見える。また10年もの米国国債の利回りも2・6%台から瞬間2・8%に上昇したが、週末は2・7%台。これも株価と同様だ。あくまでも瞬間ショックで別にA大したことを言っていたわけじゃあない。

 

 これから、どうなるか。

 テクニカル・アナリストで私が打率が高いと認める人たちは(若林栄四,伊東秀広、宮田直彦の皆さん)みな米国株に弱気。たしかに米国の実体経済は弱いのに株価だけ高いという見方は正しいと考える。

 しかし米国の税金は4月15日が申告の期限で投資家は手許にキャッシュを置いてある。バブルには違いないが、破裂には案外時間がかかるものだから、私は6月か7月頃に天井と想定している。そのころFRBの量的金融緩和の購入債券の量がかなり減少しているし。

 

そこで「金」。3月17日にオンス1391ドルだったが、19日に1332ドルをつけた。昨年12月31日の1179ドル(引け値は1182ドル)から209ドル上げたが、その上げ幅の三分の一にもいっていない。

金ETFが私の予想通り減少が止まっていることにもっと注目すべきだ。1月に23・6トンの売り越しだったが、2月は6・9トン、3月は18日時点で16・5トンの買い越し。④要注意はニューヨーク金市場のファンドの買いポジションが11万8890枚。3月の期末を控え恐らく利食いが出る可能性はある。④戻りの高値を抑えるだろうが、私が1100何十ドルの大台で底を入れたという見通しは変わらない。

ついでに日本株も、外国人投資家はまだ売っている。靖国参拝以降の「アベイズム売り」だ。私は強気を言っている人の気がしれない。

 

 映画の中の「LET IT GO」の日本語版の歌詞から。「ありのままの姿見せるのよ ありのままの自分になるの 何も怖くない 風よ吹け」。ほんとうにその通りだ! 

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