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2014年6月15日 (日)

ワールドカップとNY株とイラク情勢(第727回)

ワールドカップとNY株とイラク情勢(第727回)

 今週は映画を4本も観ているが、やはりブラジルのワールドカップに敬意を表して。土曜日の朝3時起きしてスペイン対オランダを観た。両国とも強豪なのでトップクラスの競り合いを期待した。

 やはり一流プレーヤーのゴールはすごい!オランダは1点リードされた前半44分、FWファンベルシーがほぼ真横にジャンプしてヘディングという超美技で追いつき、あとから見ると、これが転機だった。後半はオランダア4点も取る圧勝。前半はスペインが球を押さえ込んでいたのがウソのよう。流れというのはこんなもんだな、と。

 

 日曜の朝のコートジボワール戦。盛り上がりましたね。本田の先制点が速く取れたし。でも、でもーー。後半アッという間に2点取られて敗戦。攻撃の積極性、スピードともに、残念ながら敵の方が役者が一枚上手だった。あとの2戦はもっと強い相手だし、どうもこれで予選リーグ突破はどう贔屓目に見ても苦しくなった。

 

 

 ゴールドマンサックスの最近のレポートをすぐ私は思い出した。日本は予選突破の確率は34%、同じブロックでは予選突破確率コロンビア60%、ギリシャ61%、コートジボワール46%。まあ日本はダメ、という予想だ。予想どうり、というしかない。

 

 サッカーの戦績と株価との関係をこのレポートは過去の戦績で調べた。「早く敗けると日本株は買い、逆に勝ち残れば売り」だとか。その意味では今朝の試合は買いサイン(?)

 

 サインと言えば売り買いの判断材料として、大手ヘッジファンドが愛用する指数がある。リスク・アペタイト指数だ。

 いくつも同種のものがあるが、クレディスイスのものが最も利用されている。銅、アルミ、豪ドル、ニュージーランドドル、S%P500などの時価総額をインデックス化したもので、健全性を確認するための指標。

 5ポイント近くになると市場の楽観度が過ぎる。何かあったら下げ幅が大きくなるーとしてヘッジファンドは手持ちを減らす。

 2016,7年2011年、そして2014年1月にこの警戒水準に達した。今年1,2月に日本株が売られたのは、保有比率が大きかったことと、例の靖国参拝でオバマ政権が対日姿勢を硬化させたことが理由だ。

 今回は4・53と3月頃の1・76から急上昇した。危険な水準、過度に楽観論が満ち満ちている証拠、と私の知り合いのヘッジファンドの運用担当者はメールをよこした。

 

 今回のイラクの首都バグダッドへの「第二のビンラディン」バグダティ率いるISISの進撃は大変なことだ。このグループはシリア北東部デリソールの油田をすでに支配し、資金力は十分。ロイターは「非戦闘員でも射殺するか首を切り落とし、殺害場面を画面に残す」と。

 オバマ政権は相変わらず弱腰だし、マリク政権の治安部隊の統率は崩壊しつつあるらしい。戦闘をまったくしないまま、イラク北部の大都市モスルを放棄し、司令官は逃走した。

 海外の石油会社は国外逃避を準備している。原油高にNY株の大幅安が今発生しつつある。タイミングが悪いときに最悪の事態が発生した。簡単におさまるはずがない。必ず伝播しよう。

 

 「ところがここ東京ではやはりオカミの方針には逆らえない。ジワジワと日本株は上昇しかかっている」という見方が結構多いよ、と返事したら。

 「恐らく、GPIF(公的年金)が先行買いしているのだろうが、上限があるはず。また日本の景気指標も、悪いものが多いんだろう?それに日銀の追加緩和は当分見込めないし。アベノミクスという言葉自体、もうシーズンを過ぎた花みたいな状況じゃないか」。

 「まあ、個別の株だろうね。デビッド・アインホーンはりそなを大量に買ったらしいし。ダニエル・ローブもソキを売ってIHIを買っているそうだ」。まあNY株の下げが東京に波及しないことを祈るね」。

 この弱気発言がポジション・トークでないとは思うが。

 

 サッカーでジョークをひとつ。

 先生に遅刻した生徒が。

 「すみません。サッカーの夢を見ていたんです」

 「それと遅刻と何のカンケイがあるんだい?」

 「延長戦になってしまったんです」

 ところで、サッカーの監督って、何でみんなスーツを着てネクタイしているんだろう?

 

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