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2014年7月12日 (土)

映画「ゴジラ」とファンダメンタルズからみた銘柄選択(731回)

映画「ゴジラ/GODZILLA」とファンダメンタルズからみた銘柄選択(第731回)

 昭和29年初登場の「ゴジラ」。以来60年人気が続いているキャラクターは、プレミアでの渡辺謙さんも「ミッキーマウス位じゃないか。」5月16日のワールドプレミア以来60カ国で公開され500億円をすでに稼いでいるとか。

 

 ハリウッド版ゴジラは同時に復活したひとつがいのムートという悪玉と戦ってくれる善玉。監督があんまりうまくないのでムートのどっちと戦っているのかわからない。また音楽や叫びで声が日本版と違うのが私には興をそいだ。伊福部昭の音楽は迫力満点だったから。

 

 戦後の相次ぐ水爆実験が3500万年の眠りからゴジラを目覚めさせたように、日本経済は何十年ぶりで、景気循環の短期、中期、長期、超長期の四つのサイクルが同時に上昇期に入っている。

 この主張は三菱UFJ証券景気循環研究所長の嶋中雄二さんが言い出したもの。安倍首相が何回も海外でのスピーチで引用している。

 景気循環は発見者の名をつけて①短期のキチン・サイクル②中期のジュグラー・サイクル③建設投資を要因とする長期のクズネッツ・サイクル④技術革新やインフラ更新が支えるコンドラチェフ・サイクルの四つ。私が注目しているシェールガス革命もこの④と直結する。

 

 この見方に立って最近の経済指標をみると、設備投資と投資需要の流れが目につく。

 まず設備投資。最近月を含めて機械受注は減少する月もあるが、GDPベースの設備投資のトレンドは明確に右肩上がり。1月開始の設備投資減税(生産設備と同額の即時償却、または取得価格の5%税額控除)が効いている。

 

 また公共投資も政府の政策が効いている。2014年2月成立の2013年度補正予算を9月末までに9割執行という目標を設定したため進捗が急ピッチである。

 

 消費税引き上げで、消費は一時的に4~6月期はマイナス5%(前期比)となるだろうが、心配いるまい。

 それは実質ベースで所得が増加しつつあるため。遊休労働力は5月時点で485万人程度。年末には日興エコノミックマンスリー7月号の試算ではゼロに。つれて正社員化が急上昇中。これが賃金上昇→消費の回復に。年末を待たず消費も反転上昇しよう。

 

 私は相場全体こそ膠着状態だが、一つには日本経済全体の成長がイマイチ確信できないところにあるのだろう。従ってPERから見る限りまだ割安の業種が多い。

 

 中でも目に付くのがリース業界(興銀リース、東京センチュリーリース、芙蓉総合リースなど)。で低PERなので魅力的だ。景気上昇が大型で長期なら相当に上昇してもおかしくない。(ご投資はご自身のリスクで)。

もちろん消費や公共投資の関連も悪くない。しかし、市場の人気としてか注目度は高いので、こちらの方の株価はかなり業績好転を織り込んでいる。

 それでも外食店の客単価が消費増税など何のソノでずっと上昇しているのを私は大いに注目している。

 

 映画のセリフから。日本の研究者芹沢博士が言う。「人間は自然を支配できると信じているが、現実に起きることは、その逆だ」。2年前アベノミクスを冷笑とともに迎えたエコノミスト達が正しかったか?1ドル50円を主張した人も、300~400円に暴落すると予言した人もいた(今でも言っている)。流れは明らかに日本経済の好循環に向かっており、メチャメチャな弱気は見事に外れつつある。映画で人間の作戦が皆怪獣達に次々に破られたように。

 トリビアをひとつ。ゴジラの身長は108メートル。108の煩悩の象徴?

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