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2015年2月 1日 (日)

映画「アゲイン 28年目の甲子園」と株価の行方(第760回)

 

映画「アゲイン 28年目の甲子園」と株価の行方(760)

 

 重松清の最新作の映画化。実在する「マスターズ甲子園」という年齢35歳以上のOBたちがプレーするイベントが舞台だ。夢を復活させたオヤジたちの物語だ。野球映画にハズレなしで面白く出来上がった。主演は中井貴一。46歳で仕事に張りがなく離婚した妻は亡く、一人娘とも絶縁状態。

 

 そこに高校野球部時代のチームメイトの娘が27年分の年賀状をもって訪問して来る。このチームメイトは28年前事件を起こした男で、震災で死亡していた。娘はボランティアとしてマスターズ甲子園への出場を主人公に求める。

 

 

 

 NY市場の動きがどうも弱い。また世界の景気動向を判断するのに便利なバルチック海運指数もまだ下げ止まりの気配が見えない。

 

 東京株式市場の方も、1月中旬にギリシャ問題とスイス・ショックでNY安が起きたのにお付き合いして下げたが、回復は遅々としている。

 

 

 

 NYも東京もオモテには出ないが①7月に適用開始になるボルカー・ルールによる規制で手持ち証券の整理が必要②原油価格の低下が取引に使う米ドル流動性の低下③産油国の一部による主にNY株の売却、などが両株式市場に影響を与えていると思う。

 

 ごく一例。①ではニューエッジ証券が日本での先物業務を縮小した。同社は仏ソシエテゼネラルグループで本社の債券保有の日本株でのヘッジ買いで14%で首位という高いシェアを持っていた。ところが今年中に業務を縮小しているのは親銀行の自己勘定での債券保有の業務撤退しか理由は考えられない。恐らくスイスショック プラス ロシア不安からだろう。ニューエッジ証券は昨年末から1月にかけ日経平均先物建玉を25億株から10億株に大幅に減らしている。かつてない買いポジション縮小である。海外ではTOPIX先物は上場されていない。

 

 ②現在の石油日産9000万バレルだから、昨年高値110ドル台なら1日ほぼ100億ドルの資金が流通する。これが今45ドルだから40億ドル。年間では36500億ドルから14600億ドルに減る。

 

 ③ノルウエー、中東など産油国の国営投資ファンドは6500億ドル。日本株はサウジを除くと少ないがいぜんNY株は大きい。またエネルギーセクターの下げでもNYには痛い。

 

 従前から若林栄四さんや宮田直彦さんなどテクニカルアナリストがNY株に弱気を言ってきたが、たしかにNYは怪しい。

 

 ただ、私は日本株強気を変えない。NYへのお付き合い下げの日は、もちろん、あるかも。しかし最近お付き合いの日は少なくなった。GPIFと日銀ETF買いの神通力に加えて、原油安、円安、増税延期というトリプルメリットが効いている。

 

 心配なのは後藤さん殺害の事件だ。私は極悪非道のISISを心から憎むが、どうみても株価が上がる材料じゃない。

 

 ただこのブログにも書いたが、買いの注文を出している人はかなりなプロで、下げの日でも大幅な下落幅にしていない。

 

 肝心の景気。216日に発表される10~12月期GDPは聞くところではプラス23%は固い、とか。

 

 嶋中雄二さんは「先進国の世界景気の先行きを示すOECDの景気先行指数が7月以降11月まで5カ月連続して上昇した。ここから見る限り、今後半年から1年間程度の世界経済は順調に回復傾向を辿る」と言っておられる。また嶋中さんが所長の景気循環研究所は「アジアから日本企業が日本に戻す国内回帰が進んでいる」とも。安倍内閣が期待する好循環への期待が出てくる。

 

 私は以前から「NY株は下げても日本株は上がり、X型になる」と述べてきた。この見方を私は変えない。

 

 セクターはどう見ても電子部品が魅力的。タイヤも。

 

 

 

 映画のセリフから。主人公が言う。「(甲子園は)思い出ではなく、目標だ」。私のブログは(いつでもそうだが)私の将来に対する、いわばビジョンだ。確信しているが、保証ではない。それでも、原油安のメリットの最大の受益者は日本だ、という事実は変わりはない。私は強気だ。

 

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