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2015年12月15日 (火)

12月14日の急落は根が深いかも(第804回番外)

 私の前回のこのコラムで、12月10日の1万9046円で底値圏に到達した感じと述べた。ただ断言しにくいのは12月18日のNY市場のメジャーSQが心配なので ― とも。
書いたのは12日の深夜だが、その後重大なニュースがあった。
7億8800万ドルを運用するサード・アベニュー・フォーカスト・クレジット・ファンドが、顧客の解約を停止。続いてヘッジファンドのストーン・キャピタルが同じ換金停止を発表した。
理由は運用対象のジャンク債の流動性が低下、資産の投げ売りで顧客の損失を大きくするのを防ぐため。
 つれて週末にはジャンクボンドの利回りは急上昇、米国国債利回りは急低下。CDS指数のプレミアムは2012年12月以来の高水準となった。NY市場はほぼ全面安で金融、ITなどファンドが好んで組み入れている銘柄が売られた。ただ、月曜に小幅反発した。
当面、米FRBの15~16日のFOMCが予定通り利上げするかどうかに注目が集まる。この解約停止が金融システム不安につながると判断すれば利上げは見送り。逆に言うと、利上げは「心配なし」のサインだろう。
 ただ、売り仕掛けの犯人たちには絶妙のタイミングだ。週末にはスーパーSQがあり、翌週はクリスマス休暇で運用は留守、空き家だ。
米FRBは販売停止を事前に知っていたかどうか、仮に週末に知って調査していても、情報はFOMCでの討議に影響を与えること必至だ。
 せっかく経験則からニ番底を予測したが、少なくとも今週中に危機の不安に悩まされるだろう。しかし、現実には金融システム全体の動揺にはならないとみる。
 結論。日本株は現在、年内最後の買場提供で、いま二番底形成中。この見方は変えない。

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