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2016年6月10日 (金)

映画「六四 前後編」とサミットのウラ話とG・ソロス(第820回)

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映画「六四 前後篇」とサミットのウラ話とG・ソロス(第830回)2016・6・11

 週刊文春のミステリーベスト10の首位を2012年にとった横山秀夫の秀作「ロクヨン」を前後篇の二部作として映画化。瀬々敬久監督で主演佐藤浩市。

 ある県警の広報官三上は昭和64年、たった7日間しかなかった年に、7歳の少女を誘拐し殺し、身代金を奪う事件が発生。三上は当時刑事として担当。結局犯人は捕らなかった。県警ではこの事件をロクヨンと読んでいるのだが、後編にこの事件は不思議な形で繰り返されることになる。

 前篇は広報室と記者クラブとのトラブルが主題になる。33歳の主婦が老人をひいて重傷を負わせる。実名を伏せた発表に記者クラブは怒り抗議文を本部長に提出しようとする。

 折も折、東京から警察庁長官が視察で来県し、14年前のロクヨン事件の被害者宅で仏壇に手を合わせたい、と希望して来る。

 二層、三層に入り組み、県警が極秘にしていた14年前の捜査ミスが見えてくる。このマル秘にしていた失敗と、長官来県の本当の目的が実は重なっていた。

 

 つい先日の伊勢志摩サミットで、G7の首脳たちの記録は残さない雑談は、実は中国の政治、経済に対する疑問の表明が中心だった。あるソースからこれを聞いた。安倍首相の「リーマン以来」という言葉ジリを捕えてケチをつける馬鹿どもを心から軽蔑した。

 金融危機ではなく、もっと大きな激震を予想しているのに。ただ国名を明らかに言えなかった、だけ。映画の長官来県の本当の目的のようなものだ。

 

 そこでなるほど、と、うなづけるニュースを。85歳のジョージ・ソロス氏が現場復帰した。

 ウォールストリートジャーナル(6月8日)」によると「近く市場が大きく下落変動する」として「大規模な弱気のポジションをとる指示」を行った。理由としては何と言っても中国。

 「中国はいまも資金の流出に見舞われており、他のアジア諸国が外貨準備を増やしているのに中国の外貨は激減している」

 「中国は政治指導部の内部抗争によって、今後金融問題に対処しにくくなるだろう」。もちろんこのほかにも①移民危機②ギリシャ問題③BREXITも。しかしソロス氏は「今なお続く中国の景気減速が米国をはじめとする世界各国にデフレ圧力をかける」懸念を重視している。

 私は2007年のソロス氏の現場復帰の時をよく憶えている。サブプライム問題を氏は非常に重視していたが、その後1年余りであの世界的暴落となり、売りオプションなどの弱気作戦によって巨利を得た。10億ドルといわれるが、もっと大きかったと思う。

 中国の権力闘争は先月3日の李雲峰・江蘇省常務副委員長の身柄拘束で一段と激化。李克強首相の全人代議長への転出、李源潮国家副主席の退任のウワサなど共青団系幹部への攻撃が表立って取り沙汰されている。夏の北載河会議に動きがあるかも。逆にクーデターで習近平拘束とか暗殺とか。何があってもG7首脳は驚かないだろう。

 

 混乱か少なくとも世界の長期デフレになるかも。そこで景気維持のために何年かに分けても安倍政権は耐震などの巨額国内投資を遂行しなくてはならない。秋には財源として永久債が採用される、そう私は考えている。

 私のシナリオ。「この秋までにいったん上昇。その後1万3,4000円まで下がるがそこから数年かけて3万円以上への長期上昇開始」。

 それまでの目先の投資作戦は、ソロス氏にならって金投資で。7月19日から始まるマザーズ市場の先物取引で、ヘッジファンドにより人為的に大幅下落させられた有力株群の貸し株買い戻しによる上昇も面白い。貸し株の期限は普通3ヵ月なので7月後半から8月。

 

 映画の1シーンから。14年間、被害者の父雨宮(永瀬正敏)は犯人の声の記憶を頼りに電話帳をくり、プッシュホンのボタンを叩きつづける。

雨宮の執念をチラリト見せた中指のタコの大きさが示す。

 

 乏しい情報から大きな流れを読む。時間はかかっても予想通りに展開すると確信していれば少しもコワくない。

 6月5日、予想を大きく上回る参加者にビックリ!ご質問もヤマのように。熱心なご参加深謝します。大井幸子さん、伊東秀広さん、ご協力どうもありがとう!どうぞ実り多い将来にご期待ください。

 

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