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2016年10月 1日 (土)

映画「ブリジット・ジョーンズの日記」とTV討論会とドイツ銀行



映画「ブリジット・ジョーンズの日記」と第一回TV討論会とドイツ銀行(第846回) 2016・10・2

女性に大人気の「ブリジット・ジョーンズ」シリーズの第三弾。「ダメな私の最後のモテ期」という副題がつく。第一作は2001年でブリジット32歳、2005年が第二作だったから、47歳のはずだが映画では43歳。今やTVの敏腕プロデューサーになったブリジットだが、相変わらずドジで天然ボケキャラクターでこれも相変わらず部屋がゴチャゴチャ。でも失敗してもカワいいし魅力的。レニー・ゼルウィガーの当たり役だ。

 世の中の「負け犬」女性たちの感情移入先だから、ハンサムな男性にモテモテになるお話しは本来はこのシリーズに合わない。しかし今回は二人の男性とセックスして赤ちゃんが出来、どっちの子か悩むというストーリーなので予想外の展開だ。最後は―。まあ見てのお楽しみ。

 

 ダメ女は絶対に負け犬から脱却して「いい子」になれない。26日のNY州での大統領候補TV討論会を観たが、トランプはやはり大統領じゃない。そのウツワじゃないことが、よく見えた。

 

 CNNのTV放映後の世論調査では62対27の比率でヒラリーが勝った、となった。一方私が良く使う掛け率のオッズも同様。TV放映前と後との比較

   ヒラリー 1・44倍→1・40倍

   トランプ 2倍→3・33倍

 たしかに9月下旬までのトランプの進撃は目覚ましかった。クック社の選挙人数調べだと8月15日の190人が9月29日には197に増加。一方ヒラリーの方は同じ期間で272と不変だった。しかし残る69人の選挙人がトランプに入れても、次期大統領はヒラリー。

 

 このほか米国では大学教授がいろんな指標から予測あるモデル予測が有名なものだけで九つあるが7対2でヒラリー有利。的中率の高いNY州立大は51・2%対48対48・6%。ペンシルバニア対ウォートン・スクールは52・3%対47・4%。(ちなみにウォートンの予想は9月29日のTV討論後のものだ)

 まあ「トランプ暴落」が言われていたが、よほどのヒラリーの失敗または健康不安が起きない限り心配なさそうだ。

 

 ところがドイツ銀行問題が急に重要視されてきた。昨年8月に私はおかしいぞと指摘したときは33ドルだった同行株価は10ドル。

 イタリアの大手銀行数行やコメルツ銀行も経営危機が市場の注目点になり、欧→米と金融関連株の急落が株価全体の足をひっぱっている。

 こちらの方は不良資産、特にデリバティブの損失が明確に公表されていない。

 

ドイツ銀行は訴訟が膨大な損失をもたらすが、それ以前に米司法当局の140億ドルもの和解金を払うと、一遍にテキサス・レシオが悪化する。

 このテキサス・レシオは不良債権を貸倒引当金+自己資本で割ったもの。日本のビッグ三行は9~10%、米国の大銀行もひとケタだが、ドイツ銀行は和解金を支払ったら100%を超える。ちなみにイタリアのモンテバスキは何と141%。

 

しかも欧州では、銀行の損失はまず預金者や債券保有者の負担するベイルイン方式で、さわぎが起きたら恐慌心理になり取り付け騒ぎが発生するだろう。

ドイツ銀行の貸付リスクへの保険料(CDS)は542%で、危機接近を示している。リーマンの危機前の5月2%、危機が起きた8月が6%だった。(ふつう1%以下)。

 

まあ私としては昨年8月からドイツ銀行は危ないといい続けて来たし、リーマンと全く同じことをしているので、末路は知れている。影響がリーマン並みになるか。まだ分からないが株価とCDSはほとんど同じひどさだが。

 

秋に天から大魔王が来るゾ、とは前から言っておいたがやはり10月に始まるのか。こんな分かりやすい大魔王じゃない公算は残るがここでは作戦はふたつ。キャッシュポジションを上げるか、日経ベアを買うか。

 

映画のセリフから。ヒョンな成り行きで前夫のマーク(ロリン・ファースト)とベッドイン。その前に野外ロックのフェスに行き泥酔して、コトに及んでいたのは米国のセレブ実業家ジャック(パトリック・デンプシー)。万事休したブリジットが言う。「私のお腹には、あなたたちのどっちかの子がいるってわけなの…」二人は「大事なのはベビーだ」と大人の対応。この事態の原因は使用期限切れのコンドーム!ドイツ銀行の方も、始めはデリバティブの損失は大したことはなかったのだろうが、ギリシャに入れ込んだのがキズ口を大きくした背景だ。

 

 

 

 

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