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2017年3月12日 (日)

映画「お嬢さん」と防衛と難民の財源(第849回)

映画「お嬢さん」と防衛と難民の財源(第849回) 2017・3・12 

 面白いよ、とすすめる知人がいて私としては珍しく韓国映画を観た。原作がサラ・ウォーターズの「「荊(いばら)の城」(「これミス」の一位をとった)だし、監督パク・チャヌクも「オールド・ボーイ」が面白かったので。

 原作は19世紀のロンドンだが、映画は1930年代の日本統治下の朝鮮に置き換え、セリフも日本語が六割。しかし演技もセリフも違和感はない。R18+にランクされ、官能的な同性愛シーンはドキドキする位美しい。

 この映画の面白さはエロスだけではない。不意打ちのドンデン返しが何回も起き、女性の男性支配からの逃亡が主題で明確だ。

 登場人物は四人。金鉱の持ち主の金持ち。その姪で莫大な財産を相続した日本の華族令嬢。その財産を狙う詐欺師の自称伯爵とその指令で侍女に送り込まれた女スリ。伯爵が令嬢をたぶらかして結婚するのを侍女に手伝わせ、結婚したら令嬢を精神病院に入れ、財産処分益を山分けに―。ところが侍女は令嬢に仕えるうちに愛し合うようになる。

 私の三週間前のブログ。私は①日米首脳会談のツケ回しで防衛費がいまのGDP1%が、すぐとは言わないが2%へ上昇②消費税増税は米国側からみると日本の輸入防止策なので恐らく不可能の二つの理由で巨額の財源が必要、とこのブログで述べた。

 その内容を2回延期したら、ある敏腕編集者から「なぜですか」とお問い合わせがあった。本当は来週かなり有力な情報源の方にお話を伺うのでもう一週、書くのは延ばしたかったのだが、もう七分は確信があるし、本にも書いた。ま、いいか。

 何兆円もの財源をひねり出すには、増税じゃムリ。とくにルビコンを渡るように思い切った政策転換がないと、なおムリ。後で書くが難民にカネがかかるから。

 幸い米国のムニユーシン財務長官が「100年もの国債」発行をブチ上げた。これにならって「100年もの」を出すか「永久債」にすればいい。

それだけ?これだけです。

 一生県命財務省のイキのかかった記者や学者がヘリマネの弊害(実際はないのだが)つまり歯止めのかからない場合の怖さを書きまくっていた。しかし最近になって有力シンクタンクのチーフエコノミストが「転向」している。恐らく年末(トランプ来日以降)の総選挙で安倍内閣2021年までの超長期政権のための「人気取り」で、ヘリマネをやるという説だ。いちいち名前は言わない。財務省の委員会に絡んでいる人もいる。

 ヘリマネをやると円安。物価上昇で明年4月には黒田総裁は満足して退任、後任は大体もう決まっている。来年度の予算に関連法案を通し、2018年後半からの国土強靭化計画、防衛費増を支える。これでも「北」や「南」の情勢を考えたら遅すぎるかも。

 3月10日。朴大統領は罷免され、これで2か月の間に大統領選があり、現在の支持率からみると文在寅(ムン・ジョイン)の「共に民主党」前代表が最有力。この男はメチャ左派だった盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で大統領秘書長を務めていて、「北」の意を受けて動く男だ。

 

 当選後もちろん国連決議などは無視して、「北」は「北」、「南」もそのままで「高麗」という統一連邦国家を創立する。日本の慰安婦像でも竹島でも推進し、15年末の日韓合意も無効宣言する。いまは欧州のこととして他人事と思っているが、ワザとスパイを含めた難民を大量に日本に送りこむ。またはあからさまかどうか、分からないが核兵器を日本にブチ込むゾと脅して、「北」再建の予算を我が国から持ってゆく。沖縄にはすでに左翼の中国か「北」のイキのかかった暴力的な反米、反政府勢力が「沖縄独立」と称して激しい暴力活動を行っている。難民はここに流れ込むだろう。翁長知事がとり続けている反米姿勢は、この悪意を持つ外部勢力に利用されるだけなのだが、ご本人は気づいているか、どうか。

 映画のトリビアから。原作「荊の城」の原題「フィンガースミス(Fingersmith)」とはスリの俗語で、レズの巧みな指先を連想させる。男にはとてもできない深い快感。令嬢は広い屋敷に閉じ込められており、教えてくれる侍女に「凄くうまいけど、どこで習ったの?生まれ持っての才能なの?」令嬢は侍女がダマそうとしていると百も承知で知らないふりをしている。

 何ごとでも本当のことは、知らない顔をしているうちに進行しているものです。

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